ラテン種目の踊り方の変更等について

ISTDのLatin Americanのシラバス改訂について


かなりの部分は,言葉での表現がより合理的になり,踊りそのものは今まで通りで
すが,いくつかの点については,実質的に重要な変更もあります。

例:ルンバのClosed Hip Twist
今までは,初めの1小節の終りで女性は右足を横に開いてステップ,男性の正面に
正対しましたが,新しいシラバスでは,男性の右側に右足前進となります。つまり,
IDTA方式に譲歩したということでしょう。いままでの教授方法では,一応,ISTDの
原型を説明して,実際はIDTAに近い方式でよいとしていましたので,この点はあま
り違和感はありません。

いくつかのFigureは追加,削除,整理がされました。
例:Pasodoble
Sixteenを基本としていましたが,Sixteenは一般のFigureのひとつになりました。
Sixteenの前半をPromenadeという新しいFigureにしました。
Twist TurnというやさしいFigureができました。

サンバ,ジャイブもかなり変りました。
Bounceは, 1 and a 2 and a と表現されます。
女性のChicken Walksはいままでの方法と全く変りました。

Modern Ballroomについてはシラバスの変更はありません。


Alternative Latin Americanについて


欧米では,いままでのModern Ballroom,Latin Americanに加えて,Alternative
Latinが3本目の柱として比重が大きくなっています。ISTDもIDTAも積極的に取り
入れ始めています。Alternative Latinが若い人のDanceへの参加が大幅に回復して
きているもとになっています。Alternative Latinとは,Salsa,Mambo,Merengue,
Argentine Tangoなどです。